はじめに
施設の照明や電源設備を「毎週、決まった曜日と時間に自動でON/OFF」する方法として、よく使われているのがパネル型プログラムタイマーです。
配電盤や分電盤に組み込まれ、細かいスケジュール制御ができるため、学校や商業施設などでも多く採用されています。
しかし近年では、曜日・時刻だけでは制御しきれない「柔軟な運用」が求められるケースも増えており、そうした課題を解決する新たな手段として注目されているのがSwitchReach Airです。
このコンテンツでは、初心者にもわかりやすく、両者の違いや置き換え時のメリットを解説します。
プログラムタイマーの特徴
■ 主な機能
- 曜日・時間帯ごとに設備のON/OFFを自動設定
- 週単位または日単位のスケジュールで反復動作が可能
- 電源直結で安定動作、ネットワーク不要
■ メリット
- 安価で導入しやすい
- 構造がシンプルで壊れにくい
- 時間どおりに正確に動作する
■ デメリット
- 特別営業日や祝日など“例外日”の制御が困難
- キャンセルや時間変更への対応ができない
- 利用者の予約状況に連動した動作ができない
- 設定変更のたびに現地作業が必要なことが多い
SwitchReach Airができること
SwitchReach Airは、設備のON/OFFをクラウドから制御できるリレー装置です。 特に「使う人に合わせて動かす」ことを得意としており、予約や決済システムと連動させることで、実際の利用に応じた最適な制御が可能になります。
■ 具体的な機能と利点
- 利用予約と連動して照明や電源を自動でON/OFF
- クラウドからスケジュールの即時変更が可能(現地作業不要)
- 祝日やキャンセル、延長などにも柔軟に対応
- 複数の機器を個別または一括で制御可能
- 使用履歴・動作ログを記録し、後から確認できる
機能比較
パネル型プログラムタイマー | SwitchReach Air | |
---|---|---|
制御の基準 | × 曜日・時刻 | ◎ 日時・曜日のほか、予約や 利用状況でも制御可 |
柔軟なスケジュール変更 | × 現地で変更が必要 | ◎ Webから即時変更可能 |
例外対応(祝日など) | × 現地で手動対応 | ◎ Webから即除外・変更可能 |
導入コスト | ◎ 安価 | ◯ 機能に応じた価格設定 |
運用コスト | × 人件費大 | ◯ 人件費を大きく下回る |
拡張性(多拠点など) | △ 制御盤ごとに独立 | ◎ 複数拠点を一元管理可能 |
まとめ
プログラムタイマーは「毎週決まったスケジュールで動かす」用途に適していますが、 予約状況や利用目的に応じて柔軟に動かしたい場合には、SwitchReach Airの方が適しています。
特に無人運営や多拠点管理、利用者ごとの時間制御が必要な施設では、 SwitchReach Airを導入することで、運営の手間とコストを大幅に削減できます。
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